旧御室御所 仁和寺 [仁和寺]
二王門をくぐってすぐ西側に仁和寺の本坊(僧侶の住居)にあたる、「御殿」があります。
ここは仁和寺の創建者、宇多天皇が出家後に「御室」と呼ばれる僧坊を建てた場所で
現在は御所風の建物が建つことから「旧御室御所」とも呼ばれているそうです。
宸殿を挟むようにして、南側には簡素ながらも趣のある庭「南庭」が
北側には池泉式の雅やかな庭「北庭」(京都市名勝)が広がっています。
ローム彩時記より
仁和寺 御室桜 [仁和寺]
御室桜 ご存知ですか?
仁和寺の中門内の西側一帯に、「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。
遅咲きで、背丈の低い桜で
近年までは桜の下に硬い岩盤があるため、根を地中深くのばせないので背丈が低くなったと言われていたそうですが、
現在の調査で岩盤ではなく粘土質の土壌であることが解ったそうです。
ただ、粘土質であっても土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因の一つにはなっているようですよ。